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第8回の元ネタ
図書館戦争(図書館戦争http://www.toshokan-sensou.com/intro_story.html)
週2回更新の場合アニメ改変ネタは行いません。
普通の日記
人と関わるのが嫌いな僕ですが僕の学校は頭髪が厳しいので、髪を切りに行ってきたのです。
早速床屋のドアをあけると、
「いらっしゃいませ!!」
と声をかけてきたので思わず閉めてしまいました。
しかし、このまま帰るわけにも行かず、かといってすぐにはいるのもおかしい人なので、1時間適当にぶらぶらした後また入店しました。
入って席に着くと女性の店員が
「今日はどうなさいますか?」
と聞いてくるのです。
ですから少し小さめの声で
「スポーツ刈りでお願いします。」
と答えたところ
「すみません。もう一度お願いします。」
と言われました。
ところがその店員、詫びるどころか笑っているのです。
僕は非常に腹が立ちましたので、今度は大声で
「スポーツ刈りです!!」
と、怒鳴ってしまったのです。
その笑いが、営業スマイルであると気づいたのは後の話です。
店員はそして、
「短めでよろしいですね?」
と聞いてきたのです。
僕は怒鳴った恥ずかしさから口答えが出来ませんでした。
その後、少し待たされて例の女性店員が髪を切り始めました。
何事もなく、どんどんと髪が切り落とされていき、その後ひげそりと洗髪までやってもらいました。
しかし、ふたたび鏡を見たときに自分はもう自分でなくなっていました。
鏡を見たとき、髪は全て一センチ以下に切られ、もうスポーツ刈りではなかったのです。
自分の顔は、あまりの髪の短さに顔が大きく見えました。
自分の顔はもう、「せんとくん」そのものでした。
店員は笑っていました。
その笑顔はもう、営業スマイルでもありませんでした。
僕は店員にだまされたのです。
僕の顔が店員にはせんとくんに見えたのです。
そして勝手に短く切ってやろうと思ったのかもしれません。
僕は店員の実験材に過ぎなかったのです。
小心者だった僕は文句を言うこともせず、お代を払うとすぐに駅前のトイレに駆け込んで再び鏡を見て泣きました。
自分は床屋が怖くなりました。
せんとくんは奈良県の「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクターです。
決して、僕のことをそんな名前で呼ばないでください。
少々悲観的・過激な記事がありますがフィクションです。