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現実世界に疲れた人に現実世界を捨て去って理想郷へいく方法についてのブログです。
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中学時代京都に修学旅行に行ったときの話。
僕たちは男子3人女子4人のグループで計画を立て、名所巡りをすることになりました。

(中略)

金閣寺を見終えた後はバスに乗ることになりました。
バスでの移動中、O君が「気持ち悪い」と言い出したのには焦りましたが、なんとか次の二条城に到着することが出来ました。

(中略)

観光につかれたので僕たちは少しマックで休憩することにしました。

「いらっしゃいませー」

女性店員が笑顔で迎えてくれました。
皆が口々に
「○○バーガーで」
とか
「○○サンドで」
とか注文していきます。

いよいよ僕の番になったところで、僕は財布がない事に気がついた。
僕は焦った。
体のポケットをくまなく探しますが見つからない。
はたから見ればくねくね人間。
女性店員が
「あのーそちらのお客様は・・・」
とくねくね人間をせかしてくる。
ますますくねくね。
僕は混乱するあまり財布探しを後にし、とりあえず何か注文しようと思った。

「あの!!スマイルください!!」

それはお金がない僕のとっさに出た失言だった。

店員は唖然。
そして少し額にしわを寄せ微笑。
笑顔がまぶしい一瞬でした。
周りの奴らも笑ってくれればいい物のノーリアクション。
店にいられなくなりました。
何故かその後客である僕が

「ありがとうございましたー!!」

と言って僕は店を飛び出しました。

その後班の人たちが外に出てきて僕に笑いながら何か話しかけてきましたが、僕は旅館に帰るまで何も答えませんでした。

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プロフィール
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教祖 Silent Kenji
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男性
職業:
現実世界失格者
自己紹介:
このブログはフィクションです。

少々悲観的・過激な記事がありますがフィクションです。
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